
数百キロ走ったワックスは、落とせるのか
数百キロ走ったチェーンワックスを、ローラーの内部まで本当に落とせているのか。Muc-Off の Chain Wax Cleaner で洗って、確かめてみました。
ローラーの中まで、落ちた手応え。
カスも古いワックスも、みるみる溶けていきます。ブラシでこすり、ウエスで拭いて、最後に Muc-Off のディグリーザーで吹き飛ばして気化させる。水で流す手もありますが、水を使わずに済むので手軽です。
キレイに落ちたと感じた点は三つ。ディグリーザーで飛ばしたときに出てくる、汚れた油の色。チェーンに浮き上がってくる汚れの量。どちらも、ほとんど出ませんでした。それに、新しいワックスを注すときに手で触れた感触でも、落ちているのが分かりました。
超音波洗浄で落とすほどではありません。それでも、ほかの洗浄剤とは比べものにならないくらいよく落ちます。
踏んだ瞬間、キュッと噛む。
上から足したときと比べて、いちばん違うのはダイレクト感です。余分なカスがないので、踏んだときにネトッとした感触がなく、チェーンとスプロケットの歯がキュッとしっかり噛み込みます。ワックスの“ダイレクト”が、洗い直すと戻ってきました。
次に、軽さ。チェーンの抵抗が少ないのは、乗ればすぐに分かると思います。
何度も施工し続ける運用は、どうなのか ── 連載のはじめの問いでした。続けられるだろうか、と自分でも思っていました。でも、オイルに戻せば戻したで、オイル汚れの掃除がある。何より、踏み込んだときは、ワックスのほうが軽い。洗い方にも慣れてきて、いまも使い続けています。理由はシンプルで、乗り味が軽く、抵抗が少ないから。掃除はこれまでと少し手間が違うだけで、慣れてしまえば問題ないと思います。ダークエナジーと Chain Wax Cleaner の組み合わせは、最強かもしれません。