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実際どうなの? / 体重制限
「体重制限を超えたら、割れる?」── 数字より、乗り方の話

「体重制限を超えたら、割れる?」── 数字より、乗り方の話

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「Rider weight limit ○○kg」。カタログのその数字を見て、「自分は少しオーバーするけど、割れるのか」と固まる人がいます。でも、割れる・割れないは、体重一本の線では決まっていませんでした。

同じ体重でも、衝撃の受け方で変わる。
僕自身、体重は85kgありますが、リムが割れたことはありません。体重そのものよりも、その重さがどう衝撃になってホイールに入るか。効いているのは、そこです。

荒れた路面で、体は何をしているか。
段差を越えるとき、僕は腕と脚の力を緩めて、抜重で衝撃をいなします。
荒れた路面では、サドルに座っていても「空気椅子」のような状態になる。体が、いちばん大きなサスペンションになっています。

見ていると、わかる。
腕が突っ張って、ハンドルに上半身を預けすぎている人がいます。荒れた路面でも、腰を浮かす気配のない人がいます。
「衝撃が腰にくる、腕にくる」と話す人は、体を預け気味なことが多い。同じ体重でも、この乗り方だと、ホイールへの入力は大きくなります。

空気圧が下がって、変わったこと。
もうひとつ、乗り方だけでなく、時代でも変わりました。昔は8barなどの高圧で乗っていて、高圧のタイヤは段差でゴツンと体に来ます。だからライダーは、段差を意識して構える、避ける、抜重する。
いまはワイドタイヤ化が進んで、4bar前後まで下がってきました。低圧は乗り心地が良く、段差の凹凸を無意識のうちに通過してしまう。柔らかく越えられてしまうぶん、段差を意識しないまま突っ込んで、その衝撃がリムに入る。それで、リムが割れてしまうことがあります。低圧は、快適さと引き換えに、無意識の入力を増やしているわけです。

だから、数字でなく、組み合わせで合わせる。
体重が気になる人は、タイヤを30Cにすると、安心感が増すと思います。カーボンスポークのホイールは縦剛性が高いモデルも多く、低い空気圧で乗ろうとすると、衝撃を逃がせずにリムへ来ます。
だいじなのは、空気圧とタイヤ幅、そして体で衝撃をいなすこと。そこに意識を持っていくことです。

体重制限の数字は、守るべき安全マージンです。ただ、「超えたら即割れる」でも「下回れば絶対安全」でもない。あなたの体重に、乗り方とタイヤとホイールを合わせていく。ホイールに上下はなく、合っていれば、それが良いホイールです。

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