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Performance / 暑熱順化
夏におそくなるのは、暑さに“慣れていない”だけ

夏におそくなるのは、暑さに“慣れていない”だけ

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真夏のライドでパワーが出ない、いつもの峠が異様にきつい。あれは気のせいでも、根性の問題でもありません。

数字が示す、暑さのコスト。
気温が23℃→32℃に上がるだけで、タイムトライアルの出力は約6〜7%低下する。
深部体温が1℃上がるごとに、出力は約5%落ちる ── 研究が示す事実です。

でも、暑さには“慣らせる”。
計画的に体を暑さにさらすと、深部体温が0.3〜0.5℃下がり、同じ出力での心拍が8〜13bpm減少、血漿量が5〜10%増える。
「暑熱順化」は気合いではなく、体温調節を根本から作り変えるトレーニングです。

面白いのは、これが涼しい日の走りまで底上げすること。血漿量が増える仕組みは高地トレーニングと同じ ── “貧乏人の高地トレーニング”とも呼ばれています。

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