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「速さ」を支えていたのは、見えないベアリング
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8LIENの記事を読み進めると、走りの“軽快さ”の話が、最後にハブの一点へ静かに落ちていきます。派手な数字ではない所にこそ、設計者の本音があります。
心臓は、R01 ハブ。
採用ベアリングは、台湾 S&S のセラミックハイブリッドです。
回転し続ける一番の場所を、汎用品ではなく専業メーカーに託す ── その一手が、長く乗っても落ちない滑らかさと安心を支えています。
「球はセラミック、受けはスチール」。
すべてをセラミックにはしていません。
理由は、両方を得るため。セラミックの球で回転抵抗を下げ、スチールの受けで耐久性を残す ── 速さだけでも、長持ちだけでもない、バランスを狙った設計です。
そして、36T ラチェット。
踏み込んだ瞬間に駆動が伝わるかは、噛む歯数で決まります。
36T は“即座に噛む”側。スポークの硬さで生んだダイレクト感を、ハブが最後まで逃がしません。
つまり 8LIEN の“ダイレクト”は、リムでもスポークでも完結しない。回転の起点まで、設計が一本通っているように感じます。